ご主人様はイケメン三兄弟!?

優貴さんの言葉で、お母さんが泣き崩れた。


お父さんも、床に頭をこすりつけながら泣いていた。



優貴さんが、八郎を見て微笑むと、



それまで必死に堪えていた涙が溢れ出した。


「ごめちゃーい。
皐月お姉ちゃん、ごめちゃーい。」



あたしの名前が呼ばれたことに驚いた。


最初のごめんなさいには、満を含め、色んな人への謝罪の気持ちが入っていることは分かった。


でも、どうしてあたしに?



「皐月ちゃんが、物凄く動揺していたのを間近で見ていたからだよ。」



優貴さんは、あたしの心を見透かすように言った。



あたしは、こんな小さい子に心配される程だったんだ。


記憶がないのが、その証かもしれない。



八郎の元に行き、八郎をぎゅっと抱きしめた。



「ごめんね、ごめんね。」



八郎だって辛かったんだよね。


びっくりしたんだよね。


八郎も痛かったもんね。


泣いてたもんね。


そんな時にお姉ちゃん、何の役に立てなくてごめんね。


心配かけてごめんね。


守ってあげられなくてごめんね。



八郎を、もう一度力強く抱きしめた。