「えっ!?」

あたしは、明らかに嫌そうな顔で言った。


「何その反応。傷つくなぁ。僕本気なのに。」


瞬君までっ!!!!


「瞬君……あたしのこと好きなの?」


恐る恐る聞いてみた。


「うんっスキだよ。」


太陽のような微笑みで返された。


でもなぜか、保母さんが幼稚園児に告白されたようなそんな気分。



「スキだけど……皐月ちゃんは五人目かな?」


「五人目?」


「僕、女の人なら皆大好きだけど、その中でも特に好きな子がいて……

まぁ、年齢、タイプ全く違う人ばっかりなんだけど。

今までは4人全員平等に愛してたけど、皐月ちゃんも入れてあげる!」



嬉しそうに語る瞬君。


「ははっありがとう。」


それ以外の言葉が見つからなかった。


その4人との関係性が気になったけど、


恐くて聞けなかった。


恐ろしや、瞬君。