ふと、机の上を見ると、


昨日お風呂場から消えていたはずの服が、ちょこんと置かれていた。


「瞬君……
今回は許さないんだから!!」

と、きつく叱る決意をした。


今日は学校が休みだったので、


急いでメイド服に着替え、朝食の準備をした。



「遅い!!
遅刻とは何事じゃ!!」

と挨拶早々怒られ、気分はブルーだった。


満に会いたくない。


どんな顔で満と会えばいいのか分からなかった。



いつも通り、優貴さんが一番に起きてきて、


次に瞬君が来たので、昨日のことを問い詰めると、



「何のこと?何かあったの?」


キョトンと可愛い顔で、知らないふりをされた。



絶対瞬君の仕業だという確信はあるが、証拠がなかったので、


それ以上追求することはできなかった。


本当にあたし、


瞬君には甘い……