髪と身体を洗い、


髪の毛を簡単に頭のてっぺんでおだんごにして纏めた。



泡風呂に入ると、心地いいアロマの匂いがして、


眠くなってくる。



お風呂に浸かりながら、色々なことを思い出していた。



三人組に襲われそうになって、満に助けてもらったこと。


満の腕の中でわんわん泣いたこと。



満に勉強を教わっていた時のこと。



満が意外と優しかったこと。





思い出すのは、満との出来事ばかりだった。



そして……




満とのキスのこと。




思い出しただけで、のぼせてしまいそうになる。



ブクブクブクっ


と湯船に顔を沈めた。



ぷはぁっと



顔をあげた時、



ガラガラと扉が開いた。