制服姫

名桜の敷地に入って、咲希の肩を強く掴んだ。

咲希は目を見開いて私を見つめる。

「何、ハ…。」

「咲希は何も願いを叶えてない!

恵美達と仲直りすることも。

颯大に想いをきちんと告げることも!

…それに…咲希は一番大切なことを叶えてない!」

「なんっ…!」