制服姫

「…お父さんに…会わせて。」

咲希は、暗い声で呟く。
あんなに嫌っていたお父さんに会う、って言ってるんだから…それは嫌だろう。

環さんは、小首を傾げて微笑んだ。

「それは、ダーメ。」

「なんでよ!」