…痛い…! 洗面台の前で頭を金属バッドで殴られたような痛みにおれは悶え、倒れこんだ。 さらなる激痛の中、左手に巻いてある腕時計の存在に気付く…。 針が指していたのは午後…11:50…。 …あと10分… 経ったら、誰かこの部屋へ来てしまう…。時間がない…なんとしても逃げなくては…。