セティは家への道を重い足取りで歩きながら深い溜息をついた。 「……ったく、どいつもこいつも……」 レイ、そしてアンジェ。 自分の意志に関係なく兵器にされた少年達。 彼らを操ろうとする博士と、処分しようとする国家警察。 双方の思惑は正反対だ。しかし。 「同じ穴のなんとか、だ」 ある一点で交差する二本の線のように、彼等は同じ一つの点で交わる。 二人を人間ではなく、『兵器』と見ている事だ。 セティはふと、アンジェの小さい頃を思い出した。