それからの物語～続・サッカーボールと先輩とアタシ～

不思議な感覚だった。

今、目の前にいる万桜が愛していた人。

そして『彼氏』としている俺。

懐かしむように話す万桜を見て、岩城さんは過去の人なんだと確信できた。

変な優越感さえ、感じられる。

迷ったけど、来て良かったよ。

万桜の気持ちを再確認できた。

もう、この人は万桜の中にはいないんだな。

飲み物を頼んで、俺達は色んな話しをした。