それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~



ヘコんだ気分のまま、寮に入る。

ヒロ先輩はいつものように『電話する~』言ってと別れた。

「はぁー。」

なぜか出る、ため息。

部屋に入ろうとした時、『お疲れ~』と亜子がジュース片手に走って来た。

「お疲れ!」

笑顔で答える。

「今日は遅かったね。」

「そう、かな。」

思い出しちゃった。

「あのね、亜子。」

アタシは部屋に亜子を入れ、さっき起こった話をした。