それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~



あっという間に、部活も終わった。

ヒロ先輩ばかり見ていた。

今日はキラキラと輝いて見えたのは…気のせいだよね??

職員室に部室のカギを戻し、玄関へ向った。

やばっ、ドキドキしてきた。

…だってヒロ先輩が校門に寄り掛かり、アタシを待ってる。

「お疲れ様です。」

「お疲れ~。」

いつものように、言葉を交わす。

ごくりと唾を飲み込んだ。

こんなに寒くても、ノドが渇いていた。