アタシ幸せだよ。
みんなに出会えて。
ヒロ先輩に出会えて。
通い慣れた道を久し振りにヒロ先輩と並んで歩く。
今日で最後に歩く事になるかな?
だってこれからアタシが帰る部屋は、ヒロ先輩の部屋。
今日から二人の生活が始まるだよ。
「どうしてスーツなの?」
「あ?まぁ卒業式だから…正装で…。」
「ふふっ、変なの。お父さんみたい。」
「こんな若くて格好いいオヤジがいるか!」
「…ねぇヒロ先輩、花瓶とか、無いよね?」
「あ、花瓶?それは無いだろう。」
「じゃあ買って帰ろうよ。」
「別にいいだろ、何かで代用すれば。そうだな~、バケツとか、バケツ…とか。」
「バケツばっかり!それじゃあ、お花が可哀相!」
「あ~分かったよ。」
繋がれた手は離れる事はない。
アタシ達のこれからは、続いてく。

