桜が咲き誇る校庭で、サヨナラを告げる。
みんなの顔は、堂々と自信に溢れている。
「マネージャー!」
振り返ると――。
サッカー部のみんながいた。
「みんな…!」
「ありがとうございました!これ…!」
二年生の新キャプテンがアタシに差し出した花束。
色とりどりのカーネーションがいっぱいに咲いている。
「みんなから感謝の気持ちです。メンバー、マネージャー、コーチ。一人、一本ずつ。人数分の花束です。」
一年生のマネージャーがそう言う。
予想外の贈り物に、言葉が出なかった。
あれから全国大会には出られなかったけど、みんな一生懸命に精一杯頑張ったね。
アタシの青春は、サッカー部にあった。

