ありがとう。

ありがとう潤くん。

ひとりで『悪者』になってくれたんだね。

誰も言い出せなかった、久保さんにハッキリと言った一言。

旬磨先輩はヒロ先輩を気遣い、ヒロ先輩は久保さんを気遣い、他のメンバーはアタシを気遣っていた。

そして分かったよ。

アタシ、迷っても揺れてもいない。

こんなにこんなにヒロ先輩が好き。

オレンジ色に輝く太陽がヒロ先輩に降り注ぎ、汗がキラキラと光る。

大好きな笑顔。

アタシを安心させる優しい瞳。

泣きたい程、ヒロ先輩を愛してる。