それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~



「うそ…。」

高校一年生の練習試合中、相手の足に強く蹴られ靭帯を切っていた。

これで二回目。

「で、医者にさ…もう今までのようにボールを蹴るのは無理だって。」

寂しそうな顔に、悔しさがにじみ出ていた。

「……。」

「ごめんな、メールくれてたのにリハビリとか忙しくて。」

その手にグッと力が入れられた。

「もう、サッカー出来ないの?」

「ああ、部活も退部したよ。めちゃヘコんだし、自棄(やけ)になったけど…。」

スゥーっと大きく息を吸う。

「大学の掲示板に、この学園でコーチ募集してるって知って、すぐに連絡したんだ。足の状態話しても、ぜひ来て欲しいって言われて!わ、万桜、泣くなよ。」

そう言われて、涙が溢れる自分に気が付いた。