ヒロ先輩と話す事なく、明日は土曜日。

いつもなら練習が終わって午後から映画や買い物とか、デートの予定があってワクワクしているはずなのに。

…不安で不安で、胃痛にまで襲われていた。

ヒロ先輩が何も行ってくれないのが辛かった。

なんでもいい、一言でも言ってくれたら。

アタシじゃなく、隣りにいる久保さんが羨ましくも思えた。

このままアタシ達の気持ちがすれ違って、そのまま離れてしまいそうで泣きそうになる。