それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~



聞いてみる。

「お前ら…上手くやってる?」

バカみたく、心配だった。

あの久保梓が現れてから。

「…上手く…やってますよ。」

それは作り笑い。

「電話も毎日してるし。」

口で『上手くいってる』なんて言いながら、目線は下向いてる。

「ん~、ならいいけど。」

俺は二つ目のハンバーガーに手を付けた。

「久保さん、ヒロ先輩の事好きみたい。」

小さな声で万桜は言う。

周りの雑音に書き消されてしまいそうな程、小さな声で。

「あの子がそう言ったのか?」

頭を縦に振る。

やっぱりそうか。

「で、どうすんの?」

「………ん、分かんない。どうしていいか…。」

迷っているようだ。

いじらしく愛しくて、手を伸ばして抱き締めたい程に。

「いや、聞いてみます!ヒロ先輩に。彼女の事どう思っているのか!」

決心が固まったように、万桜は力を込めた両手をテーブルの上に置く。

そうだよ、それがいい。