それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~

この時間のマックも、かなり混雑していた。

会社帰りのサラリーマンや制服姿の学生でいっぱいだ。

知った顔の聖茄の生徒もいる。

俺と万桜の組み合わせに、目を見開いていた。

万桜は相変わらず暖かいコーヒーを飲んでいる。

そして笑いながら俺に聞く。

「旬磨先輩、それ夜ご飯ですか?」

「いや、違う。帰ったらちゃんと食うよ。」

ハンバーガーやポテトが山程積まれたトレーをまじまじと見る万桜。

「万桜は食わないの?」

「…アタシも帰ったら食べます。」

その笑い顔は寂しい。