少し汗ばむくらいの陽気に、早々と半袖シャツの生徒がいた。
大好きなグランドに向っているというのに、足が重い。
今までこんな気持ちあったかな?
理由は…分っていた。
久保梓。
彼女だ。
『妹みたいなモンだからさ』サラリとヒロ先輩は言い放った。
信じてる。
信じてるよ、ヒロ先輩の事。
でも…。
昨日も旬磨先輩に『彼女達にマネージャーになって欲しい』みたいに宣言したけど、心の中は違っていた。
「はぁ~。」
ため息と共に肩の力も抜けた。
「阪下さん!」
アタシを呼ぶ女の子の声。
振り返ると、彼女がいた。
『久保梓』がアタシを見下すようにそこにいた。
大好きなグランドに向っているというのに、足が重い。
今までこんな気持ちあったかな?
理由は…分っていた。
久保梓。
彼女だ。
『妹みたいなモンだからさ』サラリとヒロ先輩は言い放った。
信じてる。
信じてるよ、ヒロ先輩の事。
でも…。
昨日も旬磨先輩に『彼女達にマネージャーになって欲しい』みたいに宣言したけど、心の中は違っていた。
「はぁ~。」
ため息と共に肩の力も抜けた。
「阪下さん!」
アタシを呼ぶ女の子の声。
振り返ると、彼女がいた。
『久保梓』がアタシを見下すようにそこにいた。

