それからの物語~続・サッカーボールと先輩とアタシ~



目の前で、ヒロ先輩に抱き付いている女の子。

慌てて後退りしていく先輩。

背の高いその子は、しっかりと首に手を回している。

「な、なんだよ!おい…。」

先輩は一生懸命その腕を振り払おうと、格闘していた。

バサッ

アタシの手から地面に落ちるノート。

ここにいる誰もがその様子を見ていて、そしてみんなの目が点になっていた。

まるで時が止まってしまったかのように、時間がゆっくりゆっくり進んでいるようだ。