今日の先輩はとても大人に見える。 長い前髪もバッサリと切り、涼しい目元が笑っている。 「彼女、ちょっと借りていいかな?」 ヒロ先輩に許可を求める。 「あー。」 アタシの顔を見てから、どうぞ、と言った。 ヒロ先輩に信頼されているようで、嬉しい。 歩き出す三浦先輩の後ろを付いて行く。 そして一番大きな桜の木の下で足を止めた。 ヒロ先輩達が見える距離。