外れた歯車を無理矢理に填め込んで

掛け違えたボタンをそのままにしたみたいに

僕の時間は進んでく


切れかけた電池で進む僕の時計は

二の足を踏み過ぎる秒針のように

いつも何かに追いつけけない

短針は長針を追いかけることを諦める


どうせなら、潔く止まってしまえばいいものを

それをするのは諦めない




そんな矛盾ばかりなら

いっそのこと、巻き戻してしまえばいいだろう


そこにはきっと、

楽しかった思い出や

何処で何を間違えたのか?

気づくヒントが散らばっているのだろうか?


歪んだ時を戻すことなど無理なのだろうか?

ならば、せめて

どうすれば

新しい電池は手に入るのだろう

それだけでも、知ることが出来たのなら

少しは何かが変わるのだろうか?























































夜中の3時30分…………


カチカチと音をたてる秒針は

僕に何を知らせる為だろう?