あたしは、何も言えなかった。 桜はあたしの友達である事を 嫌だと思ったんだ。 もう、友達じゃないって 思ってるんだ。 あたしの頬に涙が流れた。 その涙は、 滝のように流れた。 「帰って。」 桜は静かに言った。 「…」 あたしはどうしたらいいか分からないよ。 「帰って。」 桜… 「帰ってよ!!」 桜は怒鳴った。 「もうあんたなんか友達じゃないから。」 「…」 「学校でも話しかけないで。あんたの声、二度と聞きたくない。」 「…」 すると桜はあたしを殴った。 「さっさと帰れ!!」