君がいた部屋~二階階段前倉庫~



「何でもいいの。桜が来てくれたから。」


あたしは笑顔になった。


それはわざとじゃなくって


自然に溢れた笑み。


「なっ…で、何?そんな事してあたしに嫌がらせ?それとも今までの事謝ってほしいの?」


「違う。3つあるの。」


「3つ?」


「うん。3つ」


あたしは深呼吸をする。


あたしは今からきちんと言わないといけない。


何一つ漏らしてはいけない。


そう、数学でいう証明


数学の証明だったら間違えも何とかなるけど、今回はそうじゃない。


チャンスは一度だけ。