ドキッ… 心臓の音が聞こえた。 竜の慈しむような瞳 そして… 頬に添えられた綺麗な手 普段の自分なら振り払うであろうその手を、 振り払えなかった。 それどころか 胸が高鳴っている。 どうしようも無い程 ドキドキしている。 どうして? こんなの無しだよ… あたし… 竜が好き…