そして…。



「んぅっ…!」



突然下りてきた朱美ちゃんの熱い唇。



私の長い髪の毛を指で撫でながら息も詰まるくらいに…。



「…ほら、こうすれば自然に取れるでしょ?」



唇を放した朱美ちゃんが指先に何本か髪の毛を摘んでいる。



こんな方法があるのね。



だからって、キスすることないのに。



「キスくらい別にいいでしょ?」



朱美ちゃんが悪戯っ子みたいな顔を向ける。



こんな表情初めて見た。



かなりレアモノ。