うっ、それ、わたしたちのことじゃないよね……。優海さんは女の子だけれどやっぱりイケメンに見えるんだね。モテてる。じゃあ、わたし、わたしの評判はどうなんだろう? 聞きたいような、聞きたくないような……。
そんなことを考えていると、ガラガラとした音を立てて扉が開き、タブレットを脇に抱えた先生が真っ白な電子黒板の前に立った。
「はーい! みんなー! 席について!」
先生の言葉にさえぎられてわたしの評判は聞けなかった。みんなが慌てて机の引き出しから紙の教科書と学習用端末を取り出す。
「今日は授業の前に転校生を紹介します。さ、入ってきて」
眼鏡をかけた三つ編みツインテールの女の子。背が高く、大人っぽい。胸も大きいし、下はホットパンツ、上は黄色のパーカーを着ていて首には今どき珍しい記者が使うようなデジタルカメラをぶらさげている。黄色の似合う活発そうな女の子だ。
「群上風香(ぐんじょうふうか)といいますっ、JSNアプリの編集長をしていますっ! 趣味は……」
彼女の自己紹介が終わらないうちにクラスの男子から歓声があがった。
「はいはいはーい! 風香ちゃんは、もしかしてJSNの風香チャンネルをやってる本物の風香ちゃん?」
とぼけた調子の男子から、とつぜんの失礼な質問。だけれど風香ちゃんは笑みを絶やさずに、もちろん本物ですよっ、とフランクに返事をした。
「すげー! オレも風香チャンネルにだしてよ~」
クラスの人気ものの男子がお笑い芸人をマネするように言ったんだ。
「いいけれど……スクープの臭いがなくちゃだめよっ!」
そのままくんくんと男の子の臭いを嗅ぎ始めるものだから、見ているこっちが恥ずかしくなる。
「ダメねっ。とりあえずレポート100枚持ってきて。一晩で目を通すから。運が良ければ1本くらいはつかえそうかな~、あ、これでも褒めてるんだよっ。きっとあなたはこのクラスの中心的存在ねっ」
変わった子だけど、人を見る目は確かみたい。なんていうか勘が鋭い。
「群上さん! JSNってどうやってつくったの?」
JSNの特徴は小中学生が無料で見ることができて、いろんな学校の生徒とつながることができるアプリだということ。ニュースだけではなく自分の通う学校以外の授業を見ることもできるから保護者にも評判が良い。
そんなことを考えていると、ガラガラとした音を立てて扉が開き、タブレットを脇に抱えた先生が真っ白な電子黒板の前に立った。
「はーい! みんなー! 席について!」
先生の言葉にさえぎられてわたしの評判は聞けなかった。みんなが慌てて机の引き出しから紙の教科書と学習用端末を取り出す。
「今日は授業の前に転校生を紹介します。さ、入ってきて」
眼鏡をかけた三つ編みツインテールの女の子。背が高く、大人っぽい。胸も大きいし、下はホットパンツ、上は黄色のパーカーを着ていて首には今どき珍しい記者が使うようなデジタルカメラをぶらさげている。黄色の似合う活発そうな女の子だ。
「群上風香(ぐんじょうふうか)といいますっ、JSNアプリの編集長をしていますっ! 趣味は……」
彼女の自己紹介が終わらないうちにクラスの男子から歓声があがった。
「はいはいはーい! 風香ちゃんは、もしかしてJSNの風香チャンネルをやってる本物の風香ちゃん?」
とぼけた調子の男子から、とつぜんの失礼な質問。だけれど風香ちゃんは笑みを絶やさずに、もちろん本物ですよっ、とフランクに返事をした。
「すげー! オレも風香チャンネルにだしてよ~」
クラスの人気ものの男子がお笑い芸人をマネするように言ったんだ。
「いいけれど……スクープの臭いがなくちゃだめよっ!」
そのままくんくんと男の子の臭いを嗅ぎ始めるものだから、見ているこっちが恥ずかしくなる。
「ダメねっ。とりあえずレポート100枚持ってきて。一晩で目を通すから。運が良ければ1本くらいはつかえそうかな~、あ、これでも褒めてるんだよっ。きっとあなたはこのクラスの中心的存在ねっ」
変わった子だけど、人を見る目は確かみたい。なんていうか勘が鋭い。
「群上さん! JSNってどうやってつくったの?」
JSNの特徴は小中学生が無料で見ることができて、いろんな学校の生徒とつながることができるアプリだということ。ニュースだけではなく自分の通う学校以外の授業を見ることもできるから保護者にも評判が良い。


