『ごめん。俺、結婚する』 その言葉を聞いたのは、ちょうど半年前。 なんの前触れもなく突きつけられた現実に、頭は真っ白になった。 そして、今——。 まさか二十代最後の誕生日に、その彼を祝福することになるなんて想像もしていなかった。 祝われるどころか、他人の幸せを祝う側にいるなんて、あまりにも皮肉がすぎる。