エリート学園の最上級王子は、地味な私を離さない。

「おまえ、思ってるよりずっと強がるから」

私は小さく息をのむ。

鳳城くんは少しかがんで、私の目をのぞきこんだ。

「無理そうになったら、ちゃんと言え」

「……うん」

「ひとりで頑張るな」

「うん」

「俺を頼れ」

まっすぐなその言葉に、胸がいっぱいになる。

好き。
その言葉はまだない。
でも今、伝わってくる熱は、それとほとんど同じだった。