エリート学園の最上級王子は、地味な私を離さない。

「……好き」

その声が近すぎて、胸がいっぱいになる。

「俺、たぶんこれからもっと独占欲ひどくなる」

「もう十分ひどいよ……」

思わずそう返すと、鳳城くんが小さく笑った。

「知ってる」

夜景のきらめくバルコニーで、私たちはもう一度、静かに抱きしめ合った。

遠いと思っていた人が、今はこんなにも近い。

王子様みたいで、意地悪で、やさしくて、独占欲が強くて。
でも、世界でいちばん大切な人。

鳳城カイル。
私の、好きな人。

こうして私は、やっと本当の意味で彼の隣に立った。


ねえ、鳳城くん。






















「大好きだよっ!」



























ーー完ーー