綺麗な花には毒がある。

あの桜華の一面を見てから数日。

「ちょ、れーん。遅い遅いっのーろーま」

信じられないくらいにディスってくる。

「なら桜華も持てよ」

「あれ〜?蓮もしかしてか弱い女の子に重い物持たせようとしてるの?ヤッバー!」

嬉しそうにキャハハと笑う桜華。

信じられない・・・・・・。

どう考えても別人だ。

そうとしか考えようのないほどに通常と俺の前の変異具合が可怪しい。

放課後、ほとんど誰もいないような時に桜華が教師にノートを運ぶよう頼まれそんなところに俺が出会し60は超えるノートを運ばされてる。

「つかこれ桜華が頼まれたやつだろ」

「んー?ちょっとよく分かんないな〜」

顎に手を当て、巫山戯たように言う桜華。

俺はパシリかよ・・・・・・。

出かけた溜息を口内にとどめて俺は横目で桜華を見る。

これでも頭と顔は良いんだよなぁ・・・・・・。