会場のホテルに到着すると、まずはチャペルに案内された。
「なんだか思い出しちゃうね」
「ああ。先月だったもんな」
厳かな雰囲気に包まれたチャペルを見渡し、丈は改めてつむぎと結婚できた喜びを噛み締める。
ふと目をやるとつむぎがの左手薬指には、丈とお揃いのマリッジリングの上にエンゲージリングが重ねづけしてあった。
「つむぎ」
「ん? なあに?」
「左手貸して」
「え? うん」
不思議そうにしながら、つむぎは丈に左手を差し出す。
その手を下からすくい、優しく親指で指輪をなぞってから、丈はつむぎの薬指にそっと口づけた。
「あの、綾瀬くん?」
「俺の愛情がつむぎに息づいているようで嬉しい。俺と離れている時間も、この指輪がつむぎを守ってくれますように」
綾瀬くん……とつむぎは言葉を失くす。
「ありがとう。離れていても、どんな時も、私は綾瀬くんの優しさに包まれて幸せです」
丈はつむぎに微笑んで肩を抱き寄せた。
そしていよいよ式が始まる。
まずは真っ白なタキシード姿の岡田がキリッとした顔つきで入場し、続いて父親と腕を組んだ友美が現れた。
「友ちゃん、きれい……」
早くもつむぎは感極まったように目尻の涙を拭う。
丈もあの日のウェディングドレス姿のつむぎを思い出し、改めてつむぎを幸せにすると心に誓った。
友美の姉の5歳の息子がリングボーイを務め、退場の際は7歳の娘がフラワーガールとして二人を先導した。
「可愛いなあ」
つむぎは、小さいながらも衣装に身を包んで立派に式に華を添える子ども達に目を細める。
(やっぱりつむぎは子どもが好きなんだろうな)
丈はまだ見ぬ我が子に思いを馳せた。
「なんだか思い出しちゃうね」
「ああ。先月だったもんな」
厳かな雰囲気に包まれたチャペルを見渡し、丈は改めてつむぎと結婚できた喜びを噛み締める。
ふと目をやるとつむぎがの左手薬指には、丈とお揃いのマリッジリングの上にエンゲージリングが重ねづけしてあった。
「つむぎ」
「ん? なあに?」
「左手貸して」
「え? うん」
不思議そうにしながら、つむぎは丈に左手を差し出す。
その手を下からすくい、優しく親指で指輪をなぞってから、丈はつむぎの薬指にそっと口づけた。
「あの、綾瀬くん?」
「俺の愛情がつむぎに息づいているようで嬉しい。俺と離れている時間も、この指輪がつむぎを守ってくれますように」
綾瀬くん……とつむぎは言葉を失くす。
「ありがとう。離れていても、どんな時も、私は綾瀬くんの優しさに包まれて幸せです」
丈はつむぎに微笑んで肩を抱き寄せた。
そしていよいよ式が始まる。
まずは真っ白なタキシード姿の岡田がキリッとした顔つきで入場し、続いて父親と腕を組んだ友美が現れた。
「友ちゃん、きれい……」
早くもつむぎは感極まったように目尻の涙を拭う。
丈もあの日のウェディングドレス姿のつむぎを思い出し、改めてつむぎを幸せにすると心に誓った。
友美の姉の5歳の息子がリングボーイを務め、退場の際は7歳の娘がフラワーガールとして二人を先導した。
「可愛いなあ」
つむぎは、小さいながらも衣装に身を包んで立派に式に華を添える子ども達に目を細める。
(やっぱりつむぎは子どもが好きなんだろうな)
丈はまだ見ぬ我が子に思いを馳せた。



