いちご色の恋予報♡

おうちデートの翌日。
いちかは朝から、なんだか落ち着かなかった。

昨日のことを思い出すたび、頬が熱くなる。
額に落ちたキス。抱きしめられたぬくもり。
思い出すだけで胸が甘くなる。

そんなときだった。

「いちか!」

教室の前で、明るい声が響く。
振り向くと、そこに立っていたのは男子生徒だった。

少し茶色がかった髪に、人なつっこい笑顔。
その彼は、懐かしそうに手を振る。

「やっぱりいちかだ。久しぶり」

「えっ……蒼真?」

その名前に、いちかは目を丸くした。
小さいころ、家が近くてよく一緒に遊んでいた幼なじみ。
中学で引っ越してから、会うのは久しぶりだった。

「同じ学校だったんだな。全然気づかなかった」

「私もびっくり……!」

自然と会話が弾む。
昔の話をされるたび、いちかもつい笑ってしまう。