君の好きな人は、私でした

「雑貨屋で見てただろ」


私は思い出した


少し前に二人で帰っているとき


店の前に飾られていた髪飾りを見て


「かわいい」


と呟いたことがある


でも


そんなことを柊真が覚えているなんて思わなかった


「覚えてたの?」


「うん」


「ずっと?」