君の好きな人は、私でした






放課後の教室は、昼間よりずっと静かだった


窓の外から運動部の声が聞こえてくる


私は帰る準備をしながら、何度も教室の時計を見た


柊真はまだ席に座っている


鞄の中には、あの小さな袋が入っているはずだった


今日こそ、好きな人に渡すと言っていた


「優花」


「ん?」


柊真が立ち上がった