きみの居ない春を、まだ知らない

全部


忘れていなかった


玲奈は雑誌を閉じた


「……馬鹿」


小さく呟く


誰に向けた言葉なのか、自分でも分からなかった


棚に戻す


それなのに


数秒後、また手に取っていた


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