きみの居ない春を、まだ知らない

出発の日


空港で二人は向かい合った


「半年なんてすぐだよ」


湊が言う


「うん」


「毎日連絡する」


「無理しなくていいよ」


「したい」


玲奈は笑った


「じゃあ、待ってる」


湊が玲奈の手を握る


「帰ってくる」