きみの居ない春を、まだ知らない

玲奈は俯いた


「でも、私が決めたかった」


「うん」


「待つかどうかも」


「うん」


「別れるかどうかも」


「……うん」


湊は何も言い返さなかった


ただ


「ごめん」


と呟いた


玲奈は少し笑った