きみの居ない春を、まだ知らない

二人が離れていた時間が


一枚の写真の中に残っている


そんな気がした


「この写真」


玲奈が言う


「うん」


「私、好き」


湊は少し笑った


「俺も」


「どうして」


「玲奈に会えなかった日の写真だから」


その言葉を聞いて