きみの居ない春を、まだ知らない






雨の日の夜


玲奈は仕事を終えて駅に向かっていた


スマートフォンが震える


湊からだった


『まだ仕事?』


『今終わった』


『迎えに行こうか』


玲奈は少し迷ってから返信した


『お願い』


駅の出口に出ると