きみの居ない春を、まだ知らない

玲奈の目が揺れる


「……嘘」


「本当だよ」


「湊、こっち見て」


見られなかった


「ねえ」


玲奈の声が震える


「何かあった?」


「何もない」


「じゃあ、どうして?」


「もう疲れた」


最低だと思った