きみの居ない春を、まだ知らない

二人きりになった


いつもの教室


夕日が差し込んでいた


玲奈が鞄を持って立っている


「湊」


「ん」


「帰ろう」


その一言が


胸に刺さった


いつものように帰ろうと言ってくれる


今日も


明日も