総長の愛が、重すぎる

そして、ひまりの赤い顔と、蓮の少しだけやわらいだ表情を見て、すべてを察する。

「うわ、絶対キスした」

「悠真」

「図星じゃん」

臣が笑い、律は視線をそらし、湊は静かに咳払いした。

ひまりは恥ずかしさで蓮の後ろに隠れたけれど、蓮はそんなひまりをかばうように立ちながら、どこか満足そうだった。

文化祭はまだ終わっていない。

それでもこの日、教室中の誰もが気づいた。

神崎蓮は本気だ。

誰にも渡さないと、態度でも目でもキスでも、はっきり示してしまうくらいに。