イケメン男子は、天然美少女を一途に溺愛中。

夏休みに入ると、ふたりはほとんど会えなくなった。

湊は朝から夕方まで家のことに追われていた。
母の体調は少しずつ戻っているらしかったけれど、無理はできないままで、澪の世話も家事も、まだ多くが湊の肩にのっていた。 (youtube.com)

紬も何度か連絡をしようとした。
でも、画面を開いては閉じる。
忙しい相手に言葉を送ることが、やさしさなのか負担なのか、わからなくなっていた。

好きだと知ったあとで会えない時間は、前よりずっと長い。
一日が終わるたびに、胸の中だけが置いていかれるみたいだった。