Office Battle!不満だらけの女たち

「あの、主人は昨日から出張なのですが」

「え!?」

ん?なんか、反応がおかしくない?

「金曜日に、突然出張が決まってしまったと聞いています。場所は…、どこだったかしら…。
会社のボードとかに、そういうこと書いていないんですか?」

「あ、いや、その…」

やっぱり、なにかおかしい。

「今は携帯があるから、私もすっかり主人の出張先を気にしなくなってしまって…。
きっと共有カレンダーに出張先が明記されてますよね?どこになってます?」

「いや、すびば、すみません」

噛んでるし。

「私もそれを確認しておりませんでした。
ご帰宅はまだですよね?少ししてから、もう一度携帯にかけてみようと思います。
お忙しいところ、大変失礼致しました。それでは、失礼致します」

一方的にそう言われ、電話は切れてしまった。
これって、どういうこと?
絶対なにかが変だったわよね?
まさか、啓祐は出張じゃなかったりする?
もしかして…、浮気だったりして…。

そう思ったら、サーっと血の気が引いた。
あ、ダメだ。疲労もあって、貧血かも…。
這うようにソファに戻った。

「ママ、大丈夫?」

風香が心配してくれる。

「うん。ママ結構限界かも。でも大丈夫」

「決まったよ」

「そっか、じゃあ、そこにある携帯とってくれる?」

もう本当に動きたくない。

「はい」

「ありがと」

なんとか注文する。
これで、とりあえず食料確保。
後、最低でもやらなきゃならないのはお風呂か…。
シャワー決定。