Office Battle!不満だらけの女たち

ふと、放置しっぱなしの携帯電話が目に入った。
一応チェックだけはしとこうかな。
電源を入れると、6件の通知があった。
うち、5件は広告LINE。残り1件は…。

「あ、高嶋さんだ」

『昨日の今日ですみません。
話に出たヨンリオピューロランド、一緒に行きませんか?
僕は仕事でしか行った事がありませんが、案内できますよ。
しかも、優遇チケットありです』

「ふふっ」

思わず笑ってしまった。
やっぱり、なんか可愛いな、この人。
早速返信した。

『はい。喜んで』

ニコちゃんマークもつけちゃった。
すると、すぐに高嶋さんから返信が。
そうやって、楽しくLINEのやり取りをしていると、いきなり電話の着信音が鳴った。
返信を打っているときだったので、うっかり通話を押してしまいつながってしまう。
相手は健史だ…。

『もしもし?優子?』

一向に声を発しない私にイラついているのか、何度も『もしもし』を連呼する健史。
楽しかった気分が一気に急降下した。
どうする?

「え?何?よ…きこ…ない…」

電波の悪い振りをする私。

『あ?なんだって?もしもし?』

あーもう、うるさい。

「え?…に」

といってからブチっと切って、そのまま電源を落してしまった。
今は、なんだか声も聞きたくない。
あっ!でも、これだと高嶋さんに返信ができないよ。
電源を入れたら、すぐにまた健史から着信がありそうで、30分だけ我慢することにした。
その間に、シャワーを浴びて部屋着に着替え、お米をレンジで暖めて、買ってきたお惣菜と一緒に食べた。