Office Battle!不満だらけの女たち

そりゃ、最近の私は金曜日の予定がいつも開いているけど。
上京した友達も、30歳を過ぎた辺りからどんどん結婚して、金曜日の夜に付き合ってくれるような友達はほとんどいなくなっちゃったし。

でも、私だって、こうやって男の人と二人で飲むことだってあるんだよ。
私とでも、楽しかったと言ってくれる人が入るんだよ。
また、誘っていいですか?って言われたんだよ。
久しぶりに、女性として扱われた時間は快適だったよ。

健史は、いつから、私を丁寧に扱ってくれなくなったんだろうね。
嫌われないように、他の男に持っていかれないようにって、一生懸命私に優しくしてくれてたのにね。
だんだん悲しい気持ちになってきた。

結局、健史にはLINEの返信も電話もせず、自分のアパートへ帰った。
帰宅後も何度かスマホに着信があり、最後は『生きてるか?』と、一言だけのLINEが届いた。
いつもなら、そのLINEで心が少しだけ和んで連絡をしていただろうけど、今回は違った。

次の日、再び健史からの着信がきた。
もう無視を決め込むことにも疲れて、スマホの電源を切ってしまった。
健史からだけじゃなく、親や友達からの連絡にも気付けなくなってしまうけど、どうでもいいや。

アパートにいても、時間が長く感じられ、着替えて出かけることにした。
スマホは電源を切ったまま、アパートに放置。
特に目的もなく、ウィンドーショッピングをしたり、本屋でじっくり立ち読みしたり、気になったカフェに入ったりして過ごした。