英語の天才は日本語がちょっと不自由!?

鬼塚先生が机を拳で叩く


私たちはピシッと直立不動になった


「まあ、橘の言う通りだ。お前たちのディベートは価値のないものじゃない。むしろ、その場にいた生徒会長の黒崎から報告を聞いて、俺は感動した」


先生は不敵な笑みを浮かべ、一枚のプリントを私たちの前に差し出した


「我が聖グローバル学園は、国際交流の推進を掲げている。だが、肝心の『英語ディベート部』が、部員不足で今月末に廃部予定なんだ。そこでだ、佐々木、橘。お前たち二人で、この部活を存続させろ」


「ええっ!?」


私と健二の声が見事に重なった


「嫌ですよ先生! 僕は海外の名門校から来たエリートです。どうしてこんな日本語の不自由な野生児と部活なんて組まなきゃいけないんですか!」


健二が全力で拒否する


「私だって嫌だよ! 健二みたいなプライド高高男子と組んだら、私のハッピーライフがしめんちょかになっちゃう!」


「四面楚歌だ! あとプライド高いって言うな!」