英語の天才は日本語がちょっと不自由!?

「意味が同じだ。それを言うなら『能ある鷹は爪を隠す』……いや、お前は爪を出しっぱなしだから、ただの『圧倒的勝利』でいい」


「あはは! ひいろ、最後の最後で台無しじゃん!」


紬がお腹を抱えて笑う


真っ赤になってプルプル震えていた健二は、私のあまりのポンコツな日本語の返しに、毒気を抜かれたように呆然としていた


「な、何なんだ君は……。英語は化物なのに、日本語が致命的に頭が悪いのか……!?」


「失礼な! 私はいつだって大真面目だよ!」


こうして、エリート帰国子女・橘 健二の鼻をバキバキにへし折った私


しかし、この出会いが、私たちの高校生活を大きく揺るがす大事件の始まりになるとは、この時の私はまだ知らなかった、、