放課後の廊下は、部活へ向かう足音でまだ少しだけ騒がしかった。
私は職員室に提出するプリントを持って、特別棟へ向かっていた。
恒一くんは生徒会の仕事で少し遅れると言っていたから、終わったら昇降口で待ち合わせる約束をしている。
窓の外は、夕方の光で薄くオレンジ色に染まっていた。
文化祭が終わってから、学校で私に声をかけてくる人は前より増えた。
講堂の演奏をきっかけに話しかけてくれる人もいれば、ただ興味本位で近づいてくる人もいる。
なるべくやわらかく断ること。
困ったらすぐ離れること。
恒一くんにも言われていたし、私もちゃんと気をつけるようにしていた。
だからこのときも、最初はただの呼び止めだと思った。
私は職員室に提出するプリントを持って、特別棟へ向かっていた。
恒一くんは生徒会の仕事で少し遅れると言っていたから、終わったら昇降口で待ち合わせる約束をしている。
窓の外は、夕方の光で薄くオレンジ色に染まっていた。
文化祭が終わってから、学校で私に声をかけてくる人は前より増えた。
講堂の演奏をきっかけに話しかけてくれる人もいれば、ただ興味本位で近づいてくる人もいる。
なるべくやわらかく断ること。
困ったらすぐ離れること。
恒一くんにも言われていたし、私もちゃんと気をつけるようにしていた。
だからこのときも、最初はただの呼び止めだと思った。



